駒大のスーパールーキー・田沢 箱根駅伝に向け意気込む「最低でも区間3位以内、最高で区間賞」

[ 2019年12月17日 18:54 ]

<箱根駅伝・駒大練習公開>練習する駒大エントリーメンバー (撮影・白鳥 佳樹)
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 来年1月2、3の両日に行われる第96回箱根駅伝に出場する駒大が17日、東京都世田谷区の玉川キャンパスで記者会見を行った。1万メートル28分13秒21の自己ベストを持つスーパールーキー・田沢廉(1年)は「3大駅伝は最低でも区間3位以内、最高で区間賞。それをクリアしてチームに貢献する走りをしたい」と意気込みを語った。

 満を持して箱根路に挑む。大学駅伝デビューとなった10月の出雲駅伝では3区で各大学のエースと互角以上に渡り合って区間2位。11月の全日本大学駅伝では10キロ以上のレースは初めてとは思えない圧巻の走りで7区区間賞と新人離れした結果を残した逸材は「出雲、全日本とは比べものにならないくらい大きい大会。箱根に出ることは夢」と話す。

 青森県出身。中学時代にテレビで見ていた箱根駅伝に憧れた。駒大を選んだのは厳しい指導が代名詞ともいえる大八木弘明監督(61)の指導を受けたかったからだ。「自分はサボりグセがあるんです。高校のころは練習あまりしなかったしジョッグを抜いたり。駒大で大八木監督の指導を受けることで自分に圧をかけたかった」と笑う。

 実際に大八木監督の指導を受けて約9カ月。「怖いと思っていたけど、真逆で意見をしっかり取り入れてくれる」と絶大な信頼を置く。その名将の下で鍛練を積んだことで実力が開花。指揮官にもエース区間の2区候補とまでいわせるまでに成長したが「3、4区が希望です」と大八木監督を苦笑いさせた。

 そんな田沢の息抜きは意外にもスイーツ巡りだという。「新宿にめっちゃおいしいチーズケーキ屋があるんです。節制はあまりしてないです、食べちゃいます」。末恐ろしい19歳も素顔はいまどきの大学生だ。

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2019年12月17日のニュース