デイ・アフター 羽生結弦ドキュメント番外編

[ 2019年12月11日 15:12 ]

<グランプリファイナル第4日>エキシビションの練習でかめはめ波のポーズを決める羽生結弦(右から3人目)=撮影・小海途 良幹
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 フィギュアスケートGPファイナル(イタリア・トリノ)の戦いを終えた羽生結弦(ANA)は8日、エキシビションで「ノッテステラータ(星降る夜)」を披露した。25歳の誕生日に舞ったフリー「Origin」の演技から一夜。課題と収穫を胸に、新たなスタートを切った「翌日」を追った。

【羽生結弦 12月8日ドキュメント※現地時間】

▽9:50 報道陣に公開となったエキシビションのリハーサルのため、羽生はリンク脇に登場。自らプーさんのティッシュカバーをフェンスに置く。

▽9:51 会場は暗いが、ジュニアGP王者の佐藤駿と記念写真。リンクサイドで日下コーチが撮影し、2人は向き合ってお辞儀。羽生は右手で佐藤の左肩を軽く叩いて、ねぎらう。

▽9:53 2人はリンク上で談笑している。「駿くんだったら5回転跳べるよ」。そう言われたという佐藤が「(4回転)フリップをやろうかな」と明かすと、羽生は「ルッツだと思って跳べば跳べるよ。軸をこうして跳べれば跳べる」。ジェスチャーを交えて助言した。

▽9:55 主催者によるフィナーレの説明が始まる。参加スケーターが集結。羽生は佐藤と紀平梨花の横に立ち、話を聞いている。

▽9:59 説明が終わり、ロシアのトルソワ、シェルバコワ、ワリエワの3人に写真撮影をお願いされる。羽生を含め4人で写真を撮り、コストルナヤも遅れて合流。5人で撮影準備。

▽10:00 5人でのショットを佐藤と紀平が携帯端末で撮影する。

▽10:05 リンク脇のネーサン・チェン(米国)に近寄り、話し込む。2人は両手をジャージーのポケットに入れ、穏やかな表情でリンクを見つめている。

▽10:07 リンクを降り、ベンチに座る。出番を待ちながら、チェンと語り合う。

▽10:16 警備員とみられるスタッフが2人の間に入り、ちゃっかり記念撮影。その後、リンクへと移動。スケーター紹介のリハーサル。スポットライトに照らされると、次に登場する中国ペアの隋文静、韓聡組を紹介する動き。リンク脇に並ぶと、隣に来た同ペアとお辞儀パフォーマンスを見せた。

▽10:17 リハーサルで一度、リンク中央へ。近くにいたアリサ・リュウ(米国)らと会話する。

▽10:18 ゲストの子どもスケーターに写真撮影をお願いされ、写真を撮る。隋文静、韓聡組とも記念撮影。

▽10:21 近くにいたシェルバコワがアクセルジャンプを連発。思わず携帯端末で撮影している。

▽10:22 再びフィナーレのリハーサル。周囲のスケーターたちと、人気漫画ドラゴンボールの「かめはめ波」を放つポーズ。

▽10:23 トルソワ、シェルバコワがジャンプ練習を開始。その姿を見つめながら笑っている。

▽10:24 オンドレイ・ホタレック氏(イタリア)にあいさつ。その後、プーさんのティッシュカバーを持ちながら、ジュニアのスケーターと写真撮影。

▽10:25 リンクを降りると、多くのスケーターによる「ハッピーバースデートゥーユー」の合唱が待っていた。その後、写真を撮る。

▽10:28 再びスケーター紹介のリハーサル。音楽に乗って順番を待ち、出番ではハイドロブレーディングを披露。

▽10:31 フィナーレで再び「かめはめ波」。

▽10:32 ワリエワと記念撮影。両手をポケットに入れ、リンク上を漂う。

▽10:34 プーさんのぬいぐるみを持参したトルソワと撮影。ジャパンの白ジャージーを脱ぐ。

▽10:35 ホタレック氏にリフトをしてもらう。高々と持ち上げられた羽生の「ワーっ!」という声が会場に響き渡る。

▽10:37 リンク脇で多くの地元スケーターから写真をねだられ、1人ずつ撮影。後ろには列ができている。

▽10:40 カナダペアのムーアタワーズ、マリナロ組と話し込む。

▽10:44 ジャパンの白のジャージーを再び着る。

▽10:48 シェルバコワが近くでジャンプに成功。それを見て拍手する。

▽10:50 フィナーレの練習が終わり、続いて第2部のリハーサル。強度の高い練習が始まる。

▽10:52 1回転ループ、3回転ループ、3回転ルッツ、1回転ルッツ、3回転ルッツを丁寧に決める。

▽10:55 再びジャージーを脱ぐ。

▽10:57 4回転トーループ、4回転トーループ―1回転オイラー―3回転サルコーを決める。リハーサル中の金博洋(中国)に拍手を送る。

▽10:59 4回転トーループ―3回転トーループ。2回転サルコー、4回転サルコーに成功。

▽11:01 トリプルアクセルを2度、決める。

▽11:04 ディレードアクセルを跳ぶ。

▽11:05 プーさんを持ち寄り、再びトルソワと写真

▽11:06 羽生の曲かけスタート。「ノッテステラータ(星降る夜)」が流れる。他のスケーターが、厳かな旋律で舞う羽生を真剣に見つめている。

▽11:08 6日にクワッドアクセルに挑んだ踏み切り位置からディレードアクセル。その後、トリプルアクセルに成功。

▽11:10 演技終了。暗闇のリンクで漂う。

▽11:13 トリプルアクセル転倒。

▽11:15 コストルナヤがリハーサル中。リンク上をゆっくり滑る。

▽11:16 ディレードアクセル、トリプルアクセルを決める。

▽11:18 ここから約5分で6度、トリプルアクセルを跳ぶ。

▽11:23 高い軌道を描いたディレードを3度跳ぶ。

▽11:25 「ノッテステラータ」の音楽を再びかけてもらい、念入りに準備。その後、関係者に感謝の意を伝える。

▽11:27 最後まで1人で練習している。丁寧にスケーティングを確認。

▽11:29 無人の客席に向かって、4方向にお辞儀をする。

▽11:31 エキシビションの練習が終了。右足からリンクを降りる。

▽11:50 一夜明け取材のため、記者会見場に到着。報道陣からケーキのプレゼント。

▽12:20 取材を終え、エキシビションに向かう。

▽17:03 エキシビション終了。関係者に「ありがとうございました。またよろしくお願いします」と深々とお辞儀し、憧れの会場パラベラを去った。

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2019年12月11日のニュース