“信成の乱”に関大が反論 浜田コーチ、モラハラ提訴に対し真逆の見解公表

[ 2019年12月11日 05:30 ]

提訴した織田氏
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 10年バンクーバー五輪フィギュアスケート男子代表でプロスケーターの織田信成氏(32)が、関大アイススケート部の監督を辞任し、同部の浜田美栄コーチ(60)をモラルハラスメント(言葉や態度での嫌がらせ)で提訴した問題で、関大が10日、聴取結果を公表。ホームページ上で織田氏の主張とは異なる見解を公表した。ハラスメントの有無には触れなかった。

 関大の公表により、織田氏が7月に浜田コーチの解任を大学に要求していたことが明らかになった。

 織田氏の要求を受けた関大は、7月中に関係者にヒアリング調査を実施。同コーチへの不満のもととなった(1)練習時間の変更、(2)部則の変更(3)危険とされた「8の字の練習」を調べた結果「要望を受け入れることは総合的にみて妥当ではない」と判断した。

 織田氏はこの3点を11月18日の訴状の中で、浜田コーチにモラハラを受けるきっかけに挙げていたが、大学は、7月の段階で“シロ”と言える判定を出していた。「部則の変更」に伴い、無視や嫌がらせを受けたという織田氏の主張に対しても、浜田コーチは話し合いを求めていたことが明かされた。

 織田氏側は関大から9月になっても聴取結果の報告がなく不誠実だったと批判したが、関大は「織田氏の体調が万全でないと察せられ、伝えない方が良いと判断した」としている。また、織田氏が求めたハラスメント調査について、関大は全ての案件に対応しているとした上で、「第三者には内容や結果を公表しないことを固く定めている」とハラスメントの有無には触れなかった。

 関大は今回の発表について、直近の織田氏の仕事内容などから「不安がある程度払しょくされたものと判断」と説明。また、今月6日に開いた関大たかつきアイスアリーナで練習する生徒の保護者説明会で、参加者から「大学の対応・経緯などを公表してほしい」という強い要望を受けたことも、公表に踏み切った要因だとした。

 【“信成の乱”経過】
 ▼7月1日 関大学長が織田氏、所属マネジメント会社関係者、弁護士と面談。織田氏が浜田コーチの解任を要求する。
 ▼同3、31日 関大が関係者へのヒアリングを実施。
 ▼8月9、21日 織田氏から関大へ辞任意向が伝えられる。
 ▼9月9日 関大が織田氏の監督退任発表。
 ▼10月7日 関大が調査結果を織田氏の代理人弁護士に口頭で報告。
 ▼11月18日 織田氏がモラルハラスメントを受けたとし、浜田コーチを提訴。
 ▼同21日 関大が織田氏、浜田コーチそれぞれの弁護士に調査結果を書面で通知。
 ▼12月6日 関大が保護者への説明会を実施。

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