八村がティンバーウルブス戦の前半で8得点 ウィザーズは3点をリード

[ 2019年11月16日 11:12 ]

ティンバーウルブスのオコーギーとルーズボールを争う八村(AP)
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 ウィザーズの八村塁(21)が15日、敵地ミネアポリス(ミネソタ州)でのティンバーウルブス戦に臨み、開幕から10試合連続で先発。ティンバーウルブスは地元ワシントンDCで行われた今季5戦目(2日)で対戦して109―131で敗れており、今季2度目の対戦となった。

 2日の試合で八村は2017年シーズンにNBAの「オール・ディフェンシブ・チーム」のファーストチームに選出されているロバート・コビントン(28)らのマークにあって22分出場しながらわずか4得点。フィールドゴール(FG)は11本放って2本しか決まらず自分のプレーがまったくできなかった。

 この日の第1Qの2分53秒、そのコビントンにペイント内で密着されたが、八村は両肩で幅を保って左手でショート・フックによるシュートを成功。これがこの試合の初得点となった。しかしそのわずか5秒後、コビントンに3点シュートを決められて“カウンターパンチ”を見舞われる形となった。

 それでも第1Qの7分3秒、ボールを保持した状態でスクリーンとなってから、味方にボールを手渡すと見せかけて反転。ティンバーウルブスの2選手を置き去りにしてドライビング・ダンクを叩き込んで4得点目を挙げてその26秒後にいったんベンチに下がった。

 ウィザーズは第1Q序盤で一時12点をリード。2日の試合ではティンバーウルブスが一度もリードを許さない「Wire―to―Wire」で勝利を収めたが、このカードの今季2戦目では前半で76―73と3点をリードするなど違った展開となった。

 八村は第2Qの4分39秒からコートに復帰。その1分後にはブラドリー・ビール(26)のパスに合わせてゴール下にもぐりこんでシュートをねじ込んで6得点目。ただしイージー・レイアップかと思われた8分15秒のシュートは、ティンバーウルブスのゴーギー・ジェン(29=208センチ)にブロックされてターンオーバーとなった。

 第2Q残り1分34秒、正面から放った3点シュートは失敗。しかしオフェンス・リバウンドを拾ったトーマス・ブライアント(22)のパスに合わせてインサイドに飛び込んで豪快なダンクを成功し、8得点目をマークした。

 ティンバーウルブスではともにドラフト全体トップで指名されたフォワードのアンドリュー・ウィギンス(24=2014年)とセンターのカールアンソニー・タウンズ(23=2015年)が好調。ウィギンスはここまで11試合で25・9得点、タウンズは9試合で25・8得点をマークしている。しかしこの日はウィギンスが「個人的事情」という理由で欠場。それでもタウンズは前半で25得点を稼ぎ、第2Qを43―37としてじりじりと点差を詰めていった。

 ウィザーズではビールが18得点。ただし今季10戦で前半での70失点以上はこれが4回目。1試合平均失点は下から3番目の120・0で、この日もディフェンス面で不安を残しながらの後半突入となった。

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2019年11月16日のニュース