石川遼 79位で2週連続の予選落ち…「でもドライバーもアイアンも悪くない」 逆転賞金王諦めず

[ 2019年11月16日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ第2日 ( 2019年11月15日    静岡県 太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70 )

17番、スコアカードを手にする石川遼(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 74位から出た賞金ランキング3位の石川遼(28=CASIO)は2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの75と振るわず、通算12オーバーの79位で2週連続の予選落ちを喫した。同ランク1位の今平周吾(27=フリー)との差は現時点で約3865万円。その差はさらに開く形となり、逆転に向けて残り3試合は厳しい戦いが続く。通算6アンダーの首位には正岡竜二(36=グランデュール)とY・E・ヤン(47=韓国)が並んだ。

 巻き返しを期した2日目も5オーバーの75。賞金王レースで3位につける石川にとって、シーズン終盤の2週連続予選落ちは重い。だが、本人は努めて冷静に結果を受け止めた。

 「感触も悪くないですし、この内容でこのスコアというのは多少流れがつかめなかったところもある。まずは自分のできることを、しっかり地に足着けてやるしかない」

 この日のフェアウエーキープ率は42・86%。前日に続いて、ティーショットが曲がった。6番は左の林に入れてボギー、11番では右の林に曲げてダブルボギーを叩いた。

 予選2日間のフェアウエーキープ率は50%。数字だけ見ると苦しんでいるように思えるが、「ドライバーもそうだし、アイアンもそんなに悪くない」。2日間の平均飛距離は304・5ヤードで1位。「振れていると言うこと」と好材料もある。1Wを抜いて2日目を戦った前週よりも、状態は上向きだという。

 賞金ランク1位の今平とは約3865万円差。少しでも差を縮めたかったが、決勝に進んだ相手に逆に差を広げられる形となった。「焦っても意味ないのかな。悪くなるときも、良くなるときも自分次第。そこの過程も楽しめれば」。石川にとって今季は残り3試合。つかみつつある手応えを、結果に変えるしかない。

続きを表示

2019年11月16日のニュース