ウェールズ逆転で仏下す 後半猛反撃、劇的1点差

[ 2019年10月21日 05:30 ]

ラグビーW杯2019 準々決勝   ウェールズ20―19フランス ( 2019年10月20日    昭和電ド )

<ウェールズ・フランス>後半、モリアーティのトライで喜ぶウェールズの選手たち(撮影・西尾 大助)
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 劇的な逆転勝ちでウェールズが悲願の初優勝に前進した。11年大会準決勝では退場者を出し、8―9と1点差負けしたフランスに1点差で雪辱。ガットランド監督は「やりたいことを体現できた。うちの選手は最後まで絶対諦めず戦ってくれる」と誇った。

 連続トライを許すなど、10―19と苦しんだ前半。だがSOビガーが「まずはワンスコアゲームにすれば、逆転のチャンスがある」と振り返ったように、フィフティーンは冷静だった。後半9分、相手が危険なタックルで一発退場。「流れが変わった。大きかった」と指揮官が言うように、13分にビガーのPGで6点差に詰め寄り、仕上げは33分。敵陣ゴール前でのターンオーバーからNo・8モリアーティが右中間へトライ。ビガーが逆転のキックを決め歓喜を迎えた。

 大会前にはNZを抜き初の世界ランク1位になるなど、自信を持って日本に乗り込んできた“レッドドラゴン”は、再び勢いづいている。

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