【砂村光信 視点】前半で主導権握れず…後手に回った日本、南アの実力見た

[ 2019年10月21日 08:15 ]

ラグビーW杯準々決勝   日本3―26南アフリカ ( 2019年10月20日    味スタ )

<日本・南アフリカ>前半、マイボールのラインアウトを取りそこなうリーチ(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 南アフリカが早めにメンバー交代を行い、マークスら主力級を入れてギアを上げたのに対し、日本は点差が離れるまで動けずに後手に回った。後半にブレークダウン(タックル後のボール争奪戦)でボールを失うことが多かったが、フレッシュな相手と対照的に日本には疲れがみられた。南アは予定どおりの交代で、これが優勝を争うチームとの選手層の差なのかもしれない。

 その意味では前半にトライを取って主導権を握れなかったのが痛い。南アの速く前へ出てくるディフェンスに対し、日本も今まで出していなかった、さらに深いライン攻撃でボールをつないだが、深い位置でパスを受けるぶんゲインラインまでが遠かった。守備ラインの裏を狙う、あるいは浅いラインで走るおとりのランナーにパスするなどの工夫が欲しかった。また、相手SHデクラークの速いプレッシャーに対し、SHがボールを出すペースを意図的に落としてオフサイドを狙ってもよかったと思う。

 ただ、前半の日本は積極的な攻撃でよく戦い、選手たちは準備してきたプレーをしっかり遂行していた。南アの本当の強さを体感できたのも決勝トーナメントへ進めたから。ここまでチームを導いたコーチ陣、初めてW杯で5試合を戦い抜いた選手たちには本当に感謝したい。(元U―23日本代表監督)

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「卓球」特集記事

2019年10月21日のニュース