田中史朗、会見冒頭から涙 後輩に託した熱き思い「ベスト4も夢じゃない」

[ 2019年10月21日 12:58 ]

<日本代表会見>和やかな雰囲気で会見を終えるラグビー日本代表(撮影・篠原岳夫)
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 ラグビーワールドカップ(W杯)で過去最高の8強入りを果たした日本代表が、死力を尽くした南アフリカとの準々決勝から一夜明けた21日、都内で会見を開いた。ベテランのSH田中史朗(34)は日本ラグビー界の未来に向けて言葉を送った。

 会見冒頭からジョセフHCのあいさつを聞きながら、感情を抑えきれず、涙をしきりにぬぐっていた田中。今後のラグビー界について質問され「2011年から日本代表がすごく強くなって、ファンの方からも応援されるようになった。やっぱり1回で優勝をとれるような大会ではない。これから、皆がもっともっと努力して(プレーすることが必要)」と改めて世界の厳しさに触れた。

 また、「僕とかトンプソンとかはおっさんなんで、これからの代表は厳しいかもしれないけど」と話しつつ、「ここには若い流であったり茂野であったり良い選手、期待できる人材がいる。もっと皆さんに夢と希望を与えられるようなチームになると思う」と頼もしい後輩たちに思いを託した。

 また、「これからは、もっともっとメディアの方々ファンの方に継続して次の2023年まで来てもらえるように努力して普及活動をしていかないといけない。日本のラグビー全て、学生、子供、トップリーガーがコネクトできてチームとして日本として強くなっていけるようになれば、ベスト4も夢じゃない」と、さらなる高みへ、継続することの重要性を説いた。

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