石川遼 通算10アンダー暫定7位 首位と5打差も「底上げ」実感 3戦連続V見えた!

[ 2019年8月31日 05:30 ]

男子ゴルフツアー RIZAP・KBCオーガスタ 第2日 ( 2019年8月30日    福岡県糸島市 芥屋GC=7103ヤード、パー72 )

7番、芝を巻き上げながら第2打を放つ石川(撮影・岡田 丈靖)
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 第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われたが、日没サスペンデッドのため33人がホールアウトできなかった。第1ラウンド未消化の7ホールを回り、11位から第2ラウンドをスタートした石川遼(27=CASIO)は5バーディー、ボギーなしの67で通算10アンダーの暫定7位に浮上した。第2ラウンドでコースレコードの63をマークした比嘉一貴(24=フリー)が通算15アンダーで暫定首位に立っている。

 ピンチをチャンスに変えた。パー5の6番。ティーショットを左に曲げ、目の前には横に伸びた松の枝が立ちはだかる。しかも、ライは左足下がりのベアグラウンド。石川はつぶやいた。「これは難しいな」。9Iを手に約1メートルの枝の下を、フックをかけて通した。残り150ヤード地点のフェアウエーへ運ぶナイスリカバリー。3オン1パットでバーディーとすると、ここから5つスコアを伸ばし予選を7位で終えた。

 「そんなに良いという感じはなかったです。それでもこの位置ということは、自分のゴルフが底上げされてきているのかな」

 昨年大会は、熱中症に苦しみながら4日間を戦った。この日は第1Rの残り7ホールと第2Rの計25ホールを回ったが「何とも思わなかった」と言い切った。レギュラーツアーがなかった7月からの約1カ月半。「今まで考えられないくらい筋肉をつけることを重点的にやってきた」。技術面に加え、体力面での底上げ。夏場に好調を維持できる要因になっている。

 今大会はツアー史上最多に並ぶ3試合連続優勝が懸かる。首位とは5打差。「このまま4日間で20アンダーにいっても勝てない。土日次第。優勝争いに絡めたら」。周囲の期待は高まるが、本人は冷静に決勝をにらんだ。 

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