冨田、ボートで日本女子初の銀メダル! 非五輪種目も絶好アピール

[ 2019年8月31日 05:30 ]

ボート 世界選手権第6日 ( 2019年8月30日    オーストリア・リンツ )

女子軽量級シングルスカルで、銀メダルを獲得し笑顔の冨田千愛
Photo By 共同

 30日に行われ、非五輪種目の女子軽量級シングルスカルの冨田千愛(福井県スポーツ協会)が日本女子初の銀メダルを獲得した。日本ボート協会によると、これまでの女子の最高成績は4位だった。今大会での東京五輪出場枠獲得を逃した男子軽量級ダブルスカルの池田裕紀(トヨタ紡織)西村光生(アイリスオーヤマ)組が19~24位決定戦6着で24位、非五輪種目の男子軽量級シングルスカルの武田匡弘(関西電力)は13~18位決定戦6着で18位となった。

《非五輪種目も絶好アピール》 冨田が日本女子の歴史に名を刻んだ。「金を目指していたので悔しさはあるが、出せる力は全て出せた」と爽快な表情で喜んだ。6月に岩手県で行われた強化合宿の評価レースで好結果を出せず、軽量級シングルスカルに回った。五輪種目の軽量級ダブルスカルをこげないもどかしさはあるが、来年3月の日本代表候補最終選考レースで、スカル種目の軽量級はシングルスカルで行われる。そのため非五輪種目でも「結果を残して損はない」と前向きに取り組んできた。悔しさをバネに東京五輪へ向け、絶好のアピールを果たした。

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2019年8月31日のニュース