関大、ライバル・京大下して白星発進 相手ミスにつけこみ圧勝

[ 2019年8月31日 18:56 ]

関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関大38―7京大 ( 2019年8月31日    EXPOフラッシュフィールド )

 関西学生アメリカンフットボール1部リーグは31日、大阪府吹田市のEXPOフラッシュフィールドで2試合を消化。昨年3位の関大が同6位の京大を38―7と下し、白星スタートを切った。

 相手のミスにつけこみ、関大が“強敵”を振り切った。第1Q10分21秒にRB吉田圭汰(4年)の13ヤードTDランで先制しながら、第2Qに追いつかれる一進一退の攻防。攻守ともに手詰まりになった第2Q8分31秒、試合を決定づける一つのプレーが生まれた。京大の第1ダウンで、QBへスナップされたボールが大きくオーバー。関大DB坊農賢吾(3年)がボールをリカバーし、そのまま勝ち越しのTDを奪った。第4Qには、関大ディフェンスが2つのインターセプト。いずれもTDにつなげ、安全圏に入った。

 いきなりの「大一番」に、関大のモチベーションは高かった。2年連続で惜敗している京大戦。今季から就任した高田保監督も「苦手意識?そういうのはあるかもしれません」と認めていた。リーグ戦前の合宿でも、この一戦にフォーカスして調整。なりふり構わず勝利を狙った。

 今季から甲子園ボウルに出場する「西日本代表校決定戦」のシステムが改正。リーグ3位でも、聖地に立つチャンスが生まれた。今季も関学大、立命大の戦力が抜けており、関大、京大の3位争いが濃厚。「直接対決」を制した意味は大きい。

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2019年8月31日のニュース