素根輝、世界柔道女子78キロ超級 初出場初優勝に「何が何でも勝つという気持ちだった」

[ 2019年8月31日 20:59 ]

<柔道世界選手権第7日>女子78キロ超級決勝、オルティス(左)に3回目の指導が与えられ素根の反則勝ち(撮影・篠原岳夫)
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 柔道の世界選手権第7日は31日、東京・日本武道館で男女計2階級が行われ、女子78キロ超級で素根輝(19=環太平洋大)が個人戦初出場で優勝を果たした。

 素根は初戦の2回戦から冷静な試合運びを見せ、3試合を勝ち上がった。準決勝はサイト(トルコ)を合わせ技一本で下し、ロンドン五輪金、前回銀メダルのオルティス(キューバ)との決勝は延長の末、指導3による反則勝ちを収めた。

 素根は「優勝したいという気持ちだけで畳に立った。先に指導を取られるというのが課題だったが、先に攻める試合ができたと思う。(決勝のオルティスは)強い選手だったが、何が何でも勝つという気持ちだった」と、初出場ながらも強い気持ちで勝ち抜いて金メダルを手にした。

 来年の東京五輪へ一歩前進した形になったが「必ず金メダルを獲ることを達成できるよう努力したい」と、1年後の武道館で表彰台の頂点に立つことを力強く誓った。

 ◆素根 輝(そね・あきら)2000年(平12)7月9日生まれ、福岡県久留米市出身の19歳。7歳から柔道を始め、中3で出場した世界カデ選手権70キロ超級を制覇。16年4月に福岡・南筑高に進学し、17年に全日本選抜体重別選手権を初制覇。昨年は全日本女子選手権、アジア大会、ワールドマスターズなどを制覇した。4月に環太平洋大に進学、同月全日本女子選手権連覇を果たした。1メートル62、110キロ。左組み。得意技は大内刈り、体落とし。

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