朝比奈沙羅が在宅人工呼吸患者を大会招待 柔道世界選手権

[ 2019年8月31日 17:43 ]

柔道世界選手権第7日 ( 2019年8月31日    東京・日本武道館 )

女子78キロ超級出場の朝比奈の応援に来た「プロジェクトパピー」の皆さんと主治医の鈴木さん(中央)
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 女子78キロ超級の朝比奈沙羅(パーク24)が、準々決勝でカイラ・サイト(トルコ)に敗れ、昨年に続く2連覇を逃した。朝比奈は夜の敗者復活戦に回り、2大会連続のメダル獲得を目指す。素根輝(環太平洋大)は準決勝に進出し、朝比奈を破ったサイトと対戦する。男子100キロ超級の原沢久喜(百五銀行)も準決勝に進出した。

 朝比奈はこの日、「プロジェクト・パピー」と名付けられたボランティアの一環として、在宅人工呼吸患者6人とその家族ら、合計31人を日本武道館に招待。朝比奈は高校時代から同活動に関わっており、自身が出場する大会に招待するのは、昨年と今年の全日本女子選手権(横浜文体)に続く3回目となる。

 患者の1人は「朝比奈さんの試合を見て、パワーをもらっています」と感謝。また、視覚に障害がある別の患者は「見えないが、歓声で迫力は伝わった」と柔道の聖地の雰囲気を味わった様子だった。

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2019年8月31日のニュース