ラグビー前日本代表・広瀬氏、キーマンに「キャプテン」リーチ&「キック戦術」田村を指名 W杯日本大会

[ 2019年8月31日 05:30 ]

笑顔で話す広瀬俊朗氏(撮影・西海健太郎)
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 ラグビーW杯日本大会(9月20日開幕)にランドローバーのSUV275台がオフィシャルカーとして提供されることが決まり、30日に都内で発表された。イベントには前日本代表主将で、現在はTBSドラマ「ノーサイド・ゲーム」で浜畑譲役を務める広瀬俊朗氏(37)が出席。キーマンとして自身の後継者であるリーチ・マイケル主将(30)を挙げ、卓越したキャプテンシーに期待を寄せた。

 広瀬氏は29日に最終登録メンバー31人を発表したジャパンのキーマンを問われ、「今回一番大事なのはキャプテンと思っている」とリーチを指名した。精神的支柱としてチームを支えた前回の15年W杯イングランド大会では「ノープレッシャーだった。誰からも日本は勝たないと思われていた」と説明。一方、今回は自国開催に加え「みんなが日本は強いと思っている中で戦わないといけない」と立場の違いを強調。

 だからこそプレッシャーとも戦うチームを率いるリーチへの期待は大きい。前回W杯直前に広瀬氏から主将を受け継いだリーチは当初「僕がなっていいのか」と悩んでいたそうだが、ピッチ内外で抜群のリーダーシップを発揮し、今や日本ラグビーの顔となった。所属する東芝でも先輩だった広瀬氏は「世界で見ても素晴らしいキャプテン」とお墨付きを与え、「俳句をやったり、(君が代の一節に出てくる)さざれ石を見に行ったり、日本のルーツを探しに行っている」と絶賛した。

 広瀬氏はキック戦術の中心であるSO田村をリーチとともにキーマンに挙げ、「選手は自分たちを信じて戦ってほしい」とエール。「ベスト8と言わず、優勝してもらいましょう」とぶち上げた。もっとも、W杯オフィシャルカーのランドローバーが英国車と気づき「イングランド相手に決勝で頑張るぐらいでいいかな…」と忖度(そんたく)発言に切り替えて笑いを誘った。 

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