東京パラ開幕1年前 競泳・木村、為末氏らトークショー

[ 2019年8月26日 05:30 ]

開会セレモニーではパラアスリートへの応援メッセージを乗せたランタンの点灯式を実施
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 パラリンピック東京大会開幕1年を前に、元陸上選手の為末大氏やパラ競泳の木村敬一選手、同陸上・砲丸投げドイツ代表のニコ・カッペル選手が23日、東京・新豊洲で行われた「新豊洲サマーナイトフェス」(主催・東京ガス)の開会セレモニーにゲスト出演した。

 東京2020オフィシャルパートナーの東京ガスが「頑張る人に、いいエネルギーを。」をスローガンに、多くの人がパラリンピックスポーツを楽しみ、パラリンピックへの期待感を高められる参加型イベントとして、23、24日の2日間開催。会場では、デジタル技術を活用したボッチャ競技の体験をはじめ、車いすバスケットボールのデモンストレーションのほか、豊洲市場直送の魚介類や野菜を使ったフードトラックなどが出展してのマルシェなどでイベントを盛り上げた。

 開会セレモニーでは、為末氏が進行役となり、木村選手、カッペル選手が出演してのトークショーも実施。昨年から練習拠点を米ボルティモアに移し、来年の東京大会で金メダルの獲得を目指すためのトレーニングを行っている木村選手は「開会まであと1年となりましたが、僕自身の目標は金メダルで、獲るための努力はしていきたいし、パラリンピック競技が日本全体を盛り上げていければと思います。ぜひ、水泳会場に足を運んでいただき、我々のパフォーマンスを見て応援してください」と、自国開催での金メダル獲得を約束した。

 カッペル選手は「パラリンピック開催終了後に東京の人たち、日本の人たちが出場選手たちに対しての理解が深まることを願いたいし、我々選手たちも子どもたちのお手本となりたい。皆さんからのサポート、応援をいただき、それを力にして東京でも金メダルを獲りたい」と、リオ大会に続く連覇を誓った。

 最後に為末氏は「僕がパラリンピックに関わって数年たちますが、車いすの方とブラインドの方が2人で出かけて、車いすの方が方向を伝えて、ブラインドの方が車いすを押すというように、社会がお互いの強みを活かせられるように、今日がその最初の日になればいいなと思っています」と、共生社会の大切さを伝えた。

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