鶴竜 2場所連続Vへ「新たな気持ち」 秋場所9・8初日

[ 2019年8月26日 11:47 ]

名古屋場所を制した鶴竜は会見で秋場所に向けての意気込みを語った
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 日本相撲協会は26日、大相撲秋場所(9月8日初日、両国国技館)の新番付を発表し、横綱・鶴竜(34=井筒部屋)は先場所に続き東の正位に座った。横綱在位は33場所目で、千代の山を抜いて単独史上10位。鶴竜はこの日午前に会見に臨み、「新たな気持ち。前のことを忘れて、今場所に集中していこうと。優勝という高い目標を置いて、その前に何をするべきか」と2場所連続7度目の優勝に向けての意気込みを語った。

 初めての名古屋場所での優勝となった先場所は、場所前に腰痛を発症したことで不安を抱えて本場所に臨んだ。今回は「全く問題ない。巡業でしっかり体をつくってきた」とここまでは順調に来ていることを強調した。

 昨年から御嶽海、貴景勝、朝乃山が初優勝を飾るなど若手力士の台頭が顕著になってきている。そのことについては「自然なこと。そうやって交代していくもの」と捉えている。だが、簡単に世代交代を許すつもりはない。10日に34歳の誕生日を迎えた横綱は「もう34歳かと思うけど、体はしっかり動いている。そこで自分があがいていけるか」と奮起を誓った。

 場所前には時津風一門の連合稽古が両国国技館の相撲教習所で行われる。そこで大栄翔、正代ら期待している若手を相手に稽古を積む予定で、「しっかり準備していきたい」と話した。

 24日にはバスケットボール男子の日本―ドイツを観戦。大のバスケットボール好きの横綱は「(プレーしていた)子供の頃を思い出して、ワクワクした。楽しい一日だった」とリフレッシュした様子だった。

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2019年8月26日のニュース