サニブラウン 2カ月ぶり“復帰戦”で10秒05 スタート出遅れも加速力発揮

[ 2019年8月26日 17:34 ]

男子100メートル決勝 10秒05で3位に入ったサニブラウン・ハキーム(AP)
Photo By AP

 陸上の国際大会は25日、マドリードで行われ、男子100メートル決勝は日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が10秒05(追い風1・6メートル)で3位に入った。6月の日本選手権以来、約2カ月ぶりの実戦に「復帰戦としては悪くない。2カ月、レースに出ていなくても走れるんだなというのは収穫」と世界選手権(9月27日開幕、ドーハ)へ順調な仕上がりをアピールした。

 決勝ではサニブラウン“らしさ”も見せた。スタートの反応時間は8人中最も遅い0秒154と出遅れたが、それを取り戻す加速力で3着にねじ込んだ。「久々で気が抜けた」という予選の10秒21から修正し「60~70メートルくらいまでは良かった。そこからもう1段階、まとめてくることができれば勝てる内容だった」と前向きだ。

 日本選手権後に背筋や太ももの痛み訴え、7月のダイヤモンドリーグ・ロンドン大会を急きょ欠場。試合勘に不安もあったが「少しずつ(状態は)戻ってきている。目指すのはメダル」と快挙達成へ自信を見せた。

続きを表示

2019年8月26日のニュース