グリズリーズ、主力PGのコンリーをジャズに放出 ドラフト前日のトレード

[ 2019年6月20日 10:50 ]

グリズリーズからジャズにトレードされたコンリー(AP)
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 渡辺雄太(24)が今季在籍したNBAのグリズリーズが19日、チーム生え抜きのポイントガード(PG)で12シーズンにわたって活躍してきたマイク・コンリー(31)をジャズに放出。正式契約は7月6日以降で、ジャズからはジェイ・クラウダー(28)、カイル・コーバー(38)、さらに昨年のドラフトで全体21番目に指名していたグレイソン・アレン(23)を獲得することになった。さらにジャズから20日のドラフト指名権も譲渡されており、グリズリーズは1巡目で2つの指名(全体2番目と23番目)が可能になった。

 グリズリーズは2月にセンターのマーク・ガソル(34)をラプターズに放出。このときコンリーもトレード要員になっていたが商談は成立しなかった。今季の年俸が3052万ドル(約33億円)と高額で、PGとしては年齢も高かったことからトレードに応じる球団が出てこなかった。

 しかしオフを迎えて状況は一変。グリズリーズはドラフトの全体2番目で、今季平均24・5得点と全米1位の10・0アシストをマークしているマーリー州立大(ケンタッキー州)のPG、ジャー・モラント(19=本名はテメトリアス・ジャメル・モラント)を指名することが確実視されており、コンリーの動向が注目されていた。

 バルセロナ五輪・陸上男子三段跳びで金メダルを獲得したマイク・コンリー(56)を父に持つ同選手はオハイオ州立大の出身。2007年のドラフト全体4番目でグリズリーズに指名され、2013年のプレーオフではチームを西地区決勝にまで導いた。12季目の今季は70試合に出場して自己最多の21・1得点をマーク。NBAでは通算788試合に出場して14・9得点、5・7アシストという成績を残していた。

 なお今季までジャズの先発PGを務めていたリッキー・ルビオ(28)はFAとなり、すでにペイサーズなどが獲得に向けて動いていると伝えられている。

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