ラグビーの新国際大会計画断念 日本代表の強化策も見直しへ

[ 2019年6月20日 07:45 ]

 ラグビーの国際統括団体ワールドラグビー(WR)は19日(日本時間20日未明)、2022年からの新設を検討していた国際大会「ネーションズ選手権」を断念すると発表した。計画ではティア1と呼ばれる世界の強豪10カ国に加え、日本とフィジーも参戦する予定だった。実現はティア1の全会一致が条件だったが、昇降格制度の導入にスコットランドなど一部の協会が反対。今月21日のデッドラインを前に廃案が決まった。

 WRからの打診を受けて日本ラグビー協会も参加意志を表明。今年9月に開幕するW杯日本大会以降の代表強化策の主幹とする計画だったが、変更を余儀なくされる。すでにニュージーランドなど南半球の強豪4カ国による大会「ラグビーチャンピオンシップ」への参戦を目指す方針を固めているが、こちらも実現には難航が予想される。

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2019年6月20日のニュース