張本まさか、世界599位に負けた…混合複で巻き返し誓う

[ 2019年6月15日 05:30 ]

卓球 荻村杯ジャパン・オープン第3日 ( 2019年6月14日    北海道・北海きたえーる )

ミスショットに肩を落とす張本(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 男子シングルス1回戦で大波乱が起きた。世界ランク4位の張本智和(15=エリートアカデミー)が同599位の孫聞(中国)にまさかのストレート負けを喫し、2連覇の夢が途絶えた。張本は混合ダブルスは勝ち上がり、15日に行われる準決勝、決勝でシングルスの雪辱を誓う。女子シングルスは世界ランク15位の佐藤瞳(21=ミキハウス)が同3位の丁寧(中国)を撃破。前回女王の伊藤美誠(18=スターツ)は1回戦で敗れた。

 男子シングルスは、世界ランク599位の孫聞の強打に張本が翻弄(ほんろう)された。卓球台が「滑る」難しさもあったというが、孫聞は中国のナショナルチームには最近入ったばかりの選手。伏兵にしてやられた格好だ。

 ただ、名誉挽回の機会は残っている。早田と組んだ混合ダブルスは15日の準決勝に進出。「混合に勝たないと試合が終わる」と雪辱に燃える。日本のエースとして、無冠のまま大会を去るわけにはいかない。

 ≪佐藤がリオ金撃破≫女子シングルスは北海道出身の佐藤が地元で大仕事をやってのけた。リオ五輪金メダルの丁寧に粘り勝ち。「体力もきつそうに見えた。そこを徹底的に突いた」と道産子の意地を見せた。佐藤が得点するたびに会場が揺れた。「小中のチームメートや両親の応援に何回も背中を押されました」と感謝する。15日は世界ランク9位の平野との日本人対決となった。「カットマンを代表できるように頑張りたい」と快進撃を誓った。

続きを表示

2019年6月15日のニュース