女子50キロ級決勝は須崎優衣VS登坂絵莉 勝者が世界選手権懸けてのプレーオフへ

[ 2019年6月15日 15:26 ]

レスリング全日本選抜選手権第3日 ( 2019年6月15日    東京・駒沢体育館 )

<全日本選抜レスリング選手権第3日女子50キロ級準々決勝>入江ゆき(右)に競り勝った須崎優衣(撮影・小海途 良幹)
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 激戦の女子50キロ級の決勝(16日)は、世界選手権2連覇の須崎優衣(19=早大)と2016年リオデジャネイロ五輪48キロ級金メダルの登坂絵莉(25=東新住建)の顔合わせとなった。勝者が世界選手権(9月、カザフスタン)代表をかけて7月6日のプレーオフ(埼玉・和光市総合体育館)で、昨年の全日本選手権優勝の入江ゆき(26=自衛隊体育学校)と対戦する。

 初戦の2回戦でいきなり入江と対戦し、残り2秒で劇的逆転勝ちを飾った須崎は準決勝で五十嵐未帆(22=至学館大)を5―2で撃破。入江との初戦を「ここで五輪を諦められないと、最後は強い気持ちで飛び込めた。自分の武器である正面タックルで取れたので良かった」と話した。世界選手権でもいきなり第1シードと対戦していたため「これは自分に流れが来ているとプラスに捉えた」という。「明日は必ず優勝して、プレーオフも勝って世界選手権へ行って、東京五輪に必ず行くんだという強い気持ちで戦う」と意気込んだ。

 一方の登坂は1回戦から危なげなく3勝を挙げて決勝へ進出。「最近は準決勝で負けることが多かったので、とりあえず決勝へ行けてよかった」と胸をなで下ろした。今大会は「練習してきたことが出せている」と手応えを感じているそうで、初対決となる須崎を「気持ちも強いと思うし、スピードも速くてパワーもある。若い勢いだけじゃない実力がある」と分析。「どんなに泥臭い試合でも、1点差でも勝ちにこだわりたい」と執念を強調した。

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