男子グレコ60キロ級決勝は日体大OB対決 文田健一郎VS太田忍

[ 2019年6月15日 16:50 ]

レスリング全日本選抜選手権 第3日 ( 2019年6月15日    東京・駒沢体育館 )

 世界選手権(9月、カザフスタン)代表選考会を兼ねて行われ、最終日(16日)の男子グレコローマンスタイル60キロ級決勝は全日本選手権覇者の文田健一郎(23=ミキハウス)と昨年の世界選手権代表の太田忍(25=ALSOK)の日体大OB対決になった。

 ともに準決勝はテクニカルフォール勝ち。代表争いを一歩リードする文田は「ここで一発で代表権を獲得することが(五輪への)近道。しっかりつなげたい」と闘志を燃やす。太田の実力を誰よりも知るだけに「忍先輩に勝てれば自信になるし、世界選手権に行った方がメダルを取ると思うのでここが最後の(五輪)予選のつもり」と引き締め直した。

 一方の太田は準決勝後の取材で「短めに30分くらいで。(マイクを手に)歌いますか?」と“絶口調”。全日本選手権の決勝で敗れた後輩との再戦に「ここ数年で一番調子が良い。自信しかない。ボコボコにします」と雪辱を期する。7月6日のプレーオフを含めて世界切符まであと2勝。「決勝で勝てれば7月も負けるわけがないし、世界選手権でも東京五輪を取れる」と自信満々に宣言した。

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2019年6月15日のニュース