玉ノ井親方の目 鶴竜は横綱らしくない相撲で黒星、攻めてはいたものの腰高

[ 2019年5月22日 19:42 ]

大相撲夏場所11日目 ( 2019年5月22日    両国国技館 )

<夏場所11日目>押し出しで妙義龍に敗れる鶴竜 (撮影・白鳥 佳樹)
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 優勝争いは鶴竜と栃ノ心がリードしていくと予想していたが、ともに敗れて1差に後退してしまった。

 鶴竜は攻めてはいたものの腰高だった。妙義龍にもろはずに入られ、前に出てこられて逃げ場がない感じで引いてしまった。妙義龍はしつこく、しつこく前に出て向かってくる。まわしも簡単には取らせない。でも、相手の上体を浮かしたり、差してからまわしを取りいくような形でいけばもっと違った展開になったはず。横綱らしくない相撲だった。

 3敗で追っていた高安、豪栄道の2大関も痛い星を落とした。豪栄道は型にはまったときは抜群の強さを見せるが、左を差しただけのときはバタバタする。竜電戦も左を差しただけで右でまわしを取れず、相手にうまく出し投げを打たれてあっさり手をついてしまった。

 高安は碧山の圧力をまともに受けすぎた。左差しの形を武器にしようとしているが、相手も研究してくる。もっと安定感を出すためにどうすればいいのか、考えて取らないとダメだろう。

 優勝争いは平幕の朝乃山が単独トップに立った。12日目の相手は優勝経験のある玉鷲だ。今場所は調子がいいから一気に前に出てくるのではないか。朝乃山も右を差して対抗すると思うが、玉鷲の当たりをまともに受けてしまうと体が浮いてしまう。終盤戦の鍵を握る一番になりそうだ。

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