“秘密兵器”SO山沢 W杯へ「焦りある」サンウルブズで出場望む

[ 2019年5月22日 17:49 ]

全体練習中に仲間に指示を送るSO山沢拓也(中央)。左はツイ・ヘンドリック、右は山田章仁
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 スーパーラグビーのサンウルブズは22日、千葉県市原市で25日の第15節レベルズ戦(秩父宮)に向けて練習を行った。チームには前日21日から、W杯日本代表候補でもあるSO山沢拓也(パナソニック)とWTB山田章仁(NTTコム)が合流。2人はこの日も全体練習に加わり、精力的に調整を行った。

 山沢は日本代表のリーチ主将が「秘密兵器」と称賛する司令塔。だが現状ではサンウルブズやW杯日本代表候補で構成する「ウルフパック」でも十分なプレータイムを得られていない。6月には現在約60人のW杯代表候補が40人程度に絞り込まれるとあって、山沢本人も「(W杯への)手応えはあまりない。試合に出られていないので。自分の中で焦りはあります」と吐露する。レベルアップのためには一にも二にも「ゲーム時間だと思っている」と話し、レベルズ戦では1分でも長く出場することが目の前の目標となる。

 一方の15年W杯代表の山田は、今季は初めてのサンウルブズ合流。山沢と同様、ウルフパックでは先のオーストラリア遠征のメンバーから外れていたが、「(今週も)出られます。常に準備をしているので」と宣言。W杯に向けても「選ばれたら頑張るし、選ばれなくても頑張る」とベテランらしく、落ち着きを払って語った。

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2019年5月22日のニュース