波乱!横綱、大関全滅 朝乃山が1敗で単独トップ 鶴竜、栃ノ心は2敗目

[ 2019年5月22日 17:49 ]

大相撲5月場所   大相撲5月場所11日目 ( 2019年5月22日    両国国技館 )

<夏場所11日目>上手出し投げで豪栄道(背中)を破る竜電 (撮影・白鳥 佳樹)
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 大相撲5月場所11日目は22日、東京・両国国技館で行われ、1横綱2大関を含め関脇以上が総崩れの波乱となった。日本相撲協会広報部の資料によると、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降、出場した横綱、大関、関脇が全て敗れる(不戦敗を除く)のは初めて。

 一人横綱の鶴竜(33=井筒部屋)は妙義龍(32=八角部屋)に押し出しで敗れ2敗目を喫した。妙義龍は4個目の金星となった。朝乃山(25=高砂部屋)・佐田の海(32=境川部屋)戦は物言いのついた一番となったが朝乃山が寄り切りで佐田の海を下し10勝目を挙げて単独トップに躍り出た。
 陥落、即大関復帰を目指していた栃ノ心(31=春日野部屋)は阿炎(25=錣山部屋)にはたき込みで敗れ9勝(1不戦勝)2敗。関脇へ陥落後の場所で2桁勝利すれば大関に戻れるという特例(69年名古屋場所以降)があるため、10勝を目指していたがお預けとなった。12日目は明生(23=立浪部屋)戦。
 
 後半になって調子を上げて来た大関陣だが豪栄道(33=境川部屋)が竜電(28=高田川部屋)に上手出し投げで敗れ4敗目。高安(29=田子ノ浦部屋)も巨漢・碧山(32=春日野部屋)に押し出しで敗れ同じく4敗となった。

 琴恵光(27=佐渡ケ嶽部屋)は中入り直後の取り組みで初顔合わせの千代丸(28=九重部屋)に引き落としで敗れ3敗目を喫した。

 新入幕の体重99キロの小兵・炎鵬(24=宮城野部屋)は友風(24=尾車部屋)に突き倒しで敗れ7勝4敗となり、昨日に続き勝ち越しを決められなかった。もう1人の新入幕・志摩ノ海(29=九里部屋)はベテラン嘉風(37=尾車部屋)を押し倒しで破り6勝目を挙げた。

◇1敗=朝乃山◇2敗=鶴竜、栃ノ心◇3敗=琴恵光

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2019年5月22日のニュース