ラプターズが地元トロントで連勝 ラウリー25得点 ベンチ勢も活躍

[ 2019年5月22日 12:13 ]

25得点をマークしたラプターズのラウリー(AP)
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 NBAプレーオフの東地区決勝第4戦が21日にカナダのトロントで行われ、2位で地元のラプターズが120-102(前半65―55)で1位のバックスを下し、敵地ミルウォーキーでの2戦を落としたあとホームで連勝。シリーズ成績を2勝2敗のタイとした。

 カイル・ラウリー(33)がフリースロー(FT)を10本すべて決めて25得点を挙げ、大黒柱のカワイ・レナード(27)も19得点と7リバウンド、4スティール、2ブロックショットをマーク。シーズン途中でグリズリーズからトレードで移籍してきたセンターのマーク・ガソル(34)も、3本の3点シュートなどで今ポストシーズン自己最多の17得点と7アシストを記録した。

 ベンチ勢も奮起。サージ・イバカ(29)が17得点、13リバウンドを稼ぎ、ノーマン・パウエル(25)は4本の3点シュートで18得点、フレッド・バンブリート(25)は放った3本の3点シュートをすべて沈めて13得点と6アシストを記録し、ベンチスコアでは48―23とバックスを圧倒した。

 バックスは再延長の末に敗れた19日の第3戦をひきずった形でなかなかリズムをつかめず、第3Q終了時点で13点差のビハインド。クリス・ミドルトン(27)が30得点、ヤニス・アデトクンボ(24)は25得点、10リバウンド、3ブロックショットをマークしたが、後半では勝機を見いだせなかった。

 シーズンMVP候補のアデトクンボはFTを10本中4本失敗。今季の成功率は72・9%だったが、プレーオフに入って65・8%にまで低下しており、接戦になったときの不安を抱えたままの状態が続いている。

 なおこのシリーズの第5戦は23日にバックスの地元ミルウォーキーで行われ、勝った方がウォリアーズ(西地区1位)と対戦するファイナル進出に王手をかける。ラプターズは今季バックスに対しては1勝3敗だったが、地区決勝では2勝2敗。トロントでは今ポストシーズンで7勝2敗と好成績を収めているだけに、敵地での第5戦に勝ってトロントでの第6戦を迎えたいところだろう。

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