高安、恩返しの6勝目 荒磯親方のNHK解説デビュー飾った

[ 2019年3月17日 05:30 ]

大相撲春場所 7日目   〇高安―北勝富士● ( 2019年3月16日    エディオンアリーナ大阪 )

北勝富士を送り出しで破り6勝目を挙げた高安(左)(撮影・後藤 正志)
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 大関・高安が負けない相撲で6勝目を挙げた。新三役の北勝富士の徹底した右おっつけに苦しみながら、粘った末に右をねじ込み、かいなを返して送り出した。横綱・白鵬、平幕・逸ノ城は危なげなくて7連勝。高安に加え、横綱・鶴竜、大関・豪栄道、平幕の碧山、琴奨菊もそろって1敗を守った。

 右おっつけで左差しを封じられ、半身になって俵に詰まった。それでも高安は慌てない。「勝ちにいかないのが良かった。辛抱できた。俵にかかってからが相撲だから」。左がダメなら右があるとばかりに太い腕をねじ込み、後ろ向きにして勝ちきった。

 兄弟子の荒磯親方(元横綱・稀勢の里)はこの日、初めてNHKのテレビ解説を務め、弟弟子の勝利に目を細めた。「どうしちゃったんだろう、人が変わったみたい」と前置きしてから「あれが横綱、大関の相撲。圧力のある力士に我慢勝ちしたのは自信を持っていい。運じゃなく実力。ああいう相撲は見ていて気持ちがいい」と賛辞を並べた。

 高安にとって、初場所限りで引退した兄弟子が力の源になっている。荒磯親方とは大阪入りする前に3度、三番稽古を、番付発表後は2月27日から4日連続で100番近く取った。「荒磯親方とやって、引いたり投げたり全くしなかった。前に出る稽古しかしていない。前への圧力がいい方向にいっていると思う」。横綱、大関でただ一人優勝経験がない。2月28日の29歳の誕生日には「優勝、横綱昇進」を目標に掲げた。「荒磯親方には感謝している。しっかり恩返しするために、結果を出さないといけない」。晴れの姿を見せるため、優勝争いに食らいついていく。

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