男子は千葉3連覇 女子はJX―ENEOS6連覇達成

[ 2019年1月14日 05:30 ]

バスケットボール 第94回天皇杯・第85回皇后杯全日本選手権ファイナルラウンド最終日 ( 2019年1月13日    さいたまスーパーアリーナ )

3連覇を達成し、表彰式で喜ぶ千葉の選手たち
Photo By 共同

 男女の決勝が行われ、男子は千葉が史上7チーム目の3連覇、女子はJX―ENEOSが史上2チーム目の6連覇を達成した。男子の千葉は延長戦の末に71―69で栃木を下し、2008〜11年に4連覇したアイシン(現三河)以来、女子のJX―ENEOSはトヨタ自動車に86―65で快勝し、1965〜72年に8連覇したユニチカ山崎以来の快挙を果たした。

 《残り3秒で逆転》ボールは奇麗な弧を描き、ネットに吸い込まれた。千葉に3連覇を引き寄せたのは、1メートル67の司令塔、富樫が1点を追う残り3秒で放った逆転の3点シュート。ヒーローは「目の前が空いたので思い切り打った。本当にうれしい」。延長戦にもつれ込んだ決戦の幕切れは劇的だった。前半に最大12点差をつけられ、苦しい展開。それでも守備の集中力は切らさず流れは渡さなかった。12日の準決勝でも残り1秒を切って逆転。富樫は「2日連続でこういう勝ち方というのは今後の人生でもうないかな。びっくり」とおどけた。

 《宮沢2年連続MVP》17得点で2年連続MVPのシューター、JX―ENEOS・宮沢は「自分たちだけの6連覇じゃない。ホッとした気持ち」と喜びをかみしめた。勝利を引き寄せたのは24―19の第2Q。宮沢が連続得点で勢いづけ、31得点の渡嘉敷と14アシストの吉田のホットラインもさえ、突き放した。新司令塔の藤岡も8アシストをマークし、昨季から先発メンバー2人が入れ替わっても変わらない強さを証明した。渡嘉敷は「みんなで勝ち取った勝利」と誇った。

続きを表示

この記事のフォト

2019年1月14日のニュース