ペイトリオッツが8年連続でAFC決勝に進出 新人RBミシェルが3TD

[ 2019年1月14日 09:39 ]

ランで3つのTDをマークしたペイトリオッツのRBミッチェル(AP)
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 NFLのアメリカン・カンファレンス(AFC)準決勝の残り1試合が13日にマサチューセッツ州フォックスボロで行われ、第2シードで地元のペイトリオッツ(東地区1位=今季11勝5敗)が、41―28(前半35―7)で第5シードのチャージャーズ(西地区2位=12勝4敗)を下し、8年連続でAFC決勝に進出した。

 ペイトリオッツはドラフト1巡目(全体31番目)で指名したジョージア大出身の新人RBソニー・ミシェル(23)が24回のキャリーで129ヤードを走破し、前半だけで3つのTDをランでマーク。QBトム・ブレイディー(41)も44回中34回のパスを通して343ヤード、1TDを獲得し、自身13回目のAFC決勝進出を果たした。

 ミシェルの100ヤード突破は今季5回目。レギュラーシーズンでは13試合でランによるTDは6つだったが、この日はその半分を稼いでしまった。

 チャージャーズの今季の平均失点(20・6)はリーグ8位だったが前半だけで35失点。序盤で守備陣が精彩を欠いてリズムをつかめなかった。

 QBフィリップ・リバース(37)は51回のパス試投で成功は25回。331ヤードと3TDを稼いだものの、パス・ディフェンスでリーグ22位だったペイトリオッツの守備陣に対してパスの精度を欠く結果となった。

 リバースはペイトリオッツ戦では通算1勝8敗で、フォックスボロではポストシーズン3試合を含めて5戦全敗。“鬼門”となっている敵地でまたしても苦杯を喫した。

 一方、ブレイディーはリバースとの直接対決では通算8戦全勝。相性の良さはこの日も変わらなかった。

 ペイトリオッツは20日のAFC決勝で第1シードのチーフス(西地区1位=12勝4敗)と対戦。今季は10月15日にフォックスボロで顔を合せて43―40で勝っているが、今度は敵地カンザスシティー(ミズーリ州)での一戦となるだけに気を引き締めて戦いたいところだ。

 チーフスには2季目で先発に昇格し、シーズンMVP候補でもあるQBパトリック・マホームズ(23)がチームをけん引しており、レギュラーシーズンのペイトリオッツ戦でも4つのTDをマーク。スーパーボウル切符をかけたブレイディーとの「リーグ看板QB対決」は全米の注目を集めるだろう。

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