沙羅8位 表彰台遠く「勝たなければ…という焦りもあった」

[ 2019年1月14日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子札幌大会 ( 2019年1月13日    北海道札幌市・大倉山ジャンプ競技場 )

8位に終わった高梨(撮影・高橋茂夫)
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 ヒルサイズ(HS)137メートルで個人第7戦が行われ、平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(22=クラレ)は116.5メートル、110.5メートルの合計175.8点で8位だった。伊藤有希(24=土屋ホーム)は10位に終わった。平昌五輪金メダルのマーレン・ルンビ(24=ノルウェー)が128メートル、133.5メートルの229.8点で今季初勝利、通算14勝目を挙げた。

 表彰台は遠かった。高梨は12日の第6戦に続いて2回ともK点(123メートル)に届かず、116.5メートル、110.5メートルで8位。今季ワーストタイだった第6戦の11位よりも3つ順位を上げたが、2日連続で海外勢に表彰台独占を許し、地元・北海道でのW杯2戦を終えた。

 観客の声援に応えられず、高梨は「日本の試合で勝ちたい。勝たなければ…という焦りもあった。自分のジャンプのベース(土台)すらも分からなくなってしまった」と落胆。前日とは違うゲートの座り方などを試してみたが、効果は薄かった。自国開催のW杯は18日から山形・蔵王に舞台を移す。「挑戦し続けるしかない。解決策を練って、いい状態で乗り込みたい」と必死に前を向いた。

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2019年1月14日のニュース