安美錦 初の網打ち披露「アミニシキだけにアミウチ。それを言いたかった」自身44手目

[ 2018年11月16日 16:48 ]

大相撲九州場所6日目 ( 2018年11月16日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所6日目>安美錦は、あみうちで大奄美を破る(撮影・中村 達也)
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 関取最年長40歳の西十両2枚目・安美錦(伊勢ケ浜部屋)が幕内の土俵で東前頭15枚目・大奄美(25=追手風部屋)と対戦し、土俵際の網打ちで3勝目を挙げた。

 「アミニシキだけにアミウチ。それを言いたかったから、やったことがないと思う」と言う通り、自身初の決まり手となった。これで、序ノ口デビューとなった1997年春場所からの決まり手は、現役最多を更新する44(他に不戦、相手の反則、勇み足での勝利あり)となった。

 序盤戦で4勝1敗と好調だった大奄美に対し「右の肩を狙うぐらいに頭をつけて、まわしをとおくしようと思った。それがうまくいった」。最後は「肩透かしから体を開いていった」。イメージ通りの攻めから勝利につなげた。

 40歳での幕内返り咲きを目指すベテランにとって、五分の星に持ち込んだこの日の勝利は大きな意味を持つ。「幕内の土俵で自分の相撲が取れれば大丈夫と思っていた。なんとかなると思いながらやった。なんであれ、勝ってよかったんじゃないか」と細い目をさらに細めていた。

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