笠りつ子 賞金ランク3位からわずか2年でのシード陥落「何だろう、心ここにあらずみたいな」

[ 2018年11月16日 23:34 ]

女子ゴルフ 大王製紙エリエールレディース第2日 ( 2018年11月16日    愛媛県松山市 エリエールゴルフクラブ松山  6525ヤード、パー72 )

 賞金ランク51位の笠りつ子(31=京セラ)は最終18番で2メートルのパーパットを外し、決勝進出には1打及ばず通算1アンダーの58位で今季の自身ツアー最終戦を終えた。ツアー通算5勝の実力者。16年にはニトリレディース、NEC軽井沢72ゴルフと年間2勝を挙げ、約1億3411万円を稼ぎ出して賞金ランク3位と大躍進を遂げた。それからわずか2年でのシード陥落となった。

 ――予選カットラインは見てた。

 笠 全然見てなかったです。もう全部、この2日間は見ずにやってました。

 ――シーズンを終えて今の気持ちは。悔いは残る。

 笠 いえ、もう悔いはなく、今週までまあ諦めずにいこうと思っていたのでそれは全然大丈夫です。悔いはないです。それが今の私の位置だと思っているので。

 ――シーズン全体を振り返ると。

 笠 やっぱり気持ちの面が大きいと思いますし、何だろう、心ここにあらずみたいな。集中できてなかったかなと思います。

 ――ホールアウトした時点では51位。まだ、決勝ラウンド進出の可能性もあります。今の気持ちはヒヤヒヤ。

 笠 いや、あんまり。自分はもうやり切ったので。もう終わったじゃないですけど、もし入れば残り2日また諦めずにいこうと思いますし、もし終わったとしてもそれはそれで受け止めています。

 ――10年から8年間、賞金シードを守ってきたことにこだわりは。

 笠 何年間シードとか気にせずやっていたので。でもやっぱりリコー(次週のLPGAツアー選手権リコーカップ)に出れないというのが……。(09年に)シードをなくしてリコーに出るというのを目標にやってきたので、20代前半の時は。でやっぱり今年、久しぶりにリコーに行けないっていうことで、リコーにはこだわってきたので。

 笠は現在賞金ランク51位。今大会を終わって55位以内をキープできれば来季前半戦のツアー出場権は確保。56位以下に順位を落とせば、2週後の最終ツアー予選会に向かうことになる。

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