錦織 1次リーグ敗退が決定 ティエムにストレート負け「ほぼ試合にならなかった」

[ 2018年11月16日 08:32 ]

男子テニス日東電工ATPファイナル第5日 ( 2018年11月15日    英ロンドン )

ティエムにストレート負けを喫した錦織(AP)
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 世界ランキング9位の錦織圭(28=日清食品)は1次リーグB組最終戦で同8位のドミニク・ティエム(オーストリア)に1―6、4―6のストレート負けを喫した。1次リーグ通算1勝2敗で準決勝に進出できる同組2位以内に入る可能性がなくなり、敗退が決定。今季終戦となった。

 第2戦のアンダーソン戦で0―6、1―6と惨敗していた錦織は、中1日で迎えたこの日も悪い流れを断ち切れず。最初のサービスゲームだった第1セットの第2ゲームを連続ダブルフォルトを犯すなどしてブレークされると、第2セットもミスから自滅。得意とするストローク戦に持ち込めず「ほぼ試合にならなかった。ミスが(出るのが)早かった。今日は彼(ティエム)もいいプレーしたが、それ以前に自分のミスが早かった」と淡々と話した。

 初戦で4大大会史上最多の20勝を誇るフェデラーから4年ぶりの勝利を挙げたが、「内容的に3試合とも良くなかった。最後まで感覚がつかめず終わった」と振り返った。それでも昨夏の右手首故障から復帰した今季は、ツアー下部大会から始まり、9月の全米オープンでは4強入りを果たすなど見事に復活。「十分すぎる1年だった。ここ(ATPファイナル)に出られなくてもおかしくなかったので」と充足感を漂わせた。

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