錦織、ティエムにストレート負け 1勝2敗で1次リーグ終了

[ 2018年11月16日 05:30 ]

ティエムにストレート負けを喫した錦織(AP)
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 1次リーグB組最終戦で錦織圭(28=日清食品)は世界ランキング8位のドミニク・ティエム(25=オーストリア)に1―6、4―6でストレート負けし、通算1勝2敗で1次リーグを終えた。初戦で同3位のロジャー・フェデラー(スイス)に勝った錦織だが、第2戦でケビン・アンダーソン(南アフリカ)に敗れた悪い流れを断ち切れなかった。14日の1次リーグA組第2戦ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2連勝し、準決勝進出を一番乗りで決めた。

 錦織自身が「今年最悪の試合」と語ったアンダーソン戦の惨敗から中1日。心身ともに修正を図って通算3勝1敗と相性が良かったはずのティエム戦に臨んだが、勝機を見いだせないまま1時間24分であえなく敗戦した。

 勢いに乗りたかった第1セットでいきなりつまずいた。第2ゲームの30―0から連続ダブルフォールトを犯してブレークを許す。2つのダブルフォールトを重ねた第6ゲームもブレークされ、セットを落とすと思わずラケットを放り投げて非難のブーイングを浴びた。

 第2セットは第6ゲームまで両者サービスをキープしたが、再びダブルフォールトを犯した第7ゲームでブレークを許し、試合の大勢は決まった。2日前に「今日のことは忘れてポジティブな状態でできるようにしたい」と語っていたものの、プール戦のために敗戦後も試合が続くファイナル独特の形式で輝けず。昨夏の右手首故障から見事に復活を遂げたシーズンだったが、来季に向けて、もう一段階のレベルアップを図っていく。

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2018年11月16日のニュース