栃煌山、上位総なめ5連勝「欲を言えば…」反省する余裕も

[ 2018年11月16日 05:30 ]

大相撲九州場所5日目   ○栃煌山―高安● ( 2018年11月15日    福岡国際センター )

高安(左)をすくい投げで破る栃煌山(撮影・岡田 丈靖)
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 栃煌山が大関・高安を破り、破竹の5連勝を飾った。横綱・稀勢の里、大関・豪栄道は撃破済み。同部屋の栃ノ心とは対戦しないため上位総なめだ。

 左を差そうとする高安と、巻き替えの応酬で負けなかった。最後まで十分な形を許さず、最後は右から突き落とし気味のすくい投げ。「欲を言えば、中に入って腰を寄せていければ」と、反省する余裕もあった。

 かつて三役の常連で大関候補。しかし、昨年から膝や腰を痛め、今年夏場所では十両転落寸前の東前頭15枚目まで落ちた。故障が癒えて、ようやく今場所前に十分な稽古が積めた。「落ちている期間が、よかったと思えるようにやっていきたい」。12年夏場所では優勝決定戦まで進んだ男が、久々に賜杯レースを引っ張る。

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2018年11月16日のニュース