デルポトロ 限界まで攻めるも“ジョコの壁”「いつもそこにノバクがいた」

[ 2018年9月10日 10:36 ]

全米オープン最終日 ( 2018年9月9日    ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

全米オープン決勝で敗れ、放心状態のデルポトロ(AP)
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 4大大会2勝目に挑んだ第3シードのデルポトロ(アルゼンチン)は、第6シードのジョコビッチ(セルビア)の壁を打ち崩せなかった。「フォアでもバックでも決定打にしようと限界まで攻めたが決まらなかった。いつもそこにノバクがいた」とジョコビッチの鉄壁ぶりに3―6、6―7、4―6でストレート負け。度重なる手首の手術を乗り越えて9年ぶりの決勝戦で、試合が終わると悔し涙が止まらなかった。

 女子決勝での主審の判定をS・ウィリアムズが「性差別的」と批判したことで、試合後の会見では「審判の判定に男女で違いはあると思うか?」という質問も飛んだ。敗戦直後には酷な質問だが、大きなため息をついて「なんて言えばいいのか」と困惑しながらも紳士的に回答。「セリーナはテニスにたくさんのものをもたらした。偉大な選手だからこそ(発言は)悲しい」と答え、「ナオミは優勝に値した。彼女はグレートチャンピオンだ」と大坂を称えた。「みんなが望んだような決勝ではなかったかもしれない。だがテニスでは女性も男性と同じように扱われている」と自らの意見を述べた。

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