ドルフィンズの2選手が開幕戦の国歌斉唱でニーダウン 試合時間は史上最長の7時間10分!

[ 2018年9月10日 10:55 ]

国歌斉唱の際に膝をついたドルフィンズのスティルスとウィルソン(AP)
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 NFLは9日に各地で開幕週の13試合を行い、昨季6勝10敗のドルフィンズは地元マイアミ・ガーデンズで同9勝7敗のタイタンズと対戦。国歌斉唱の際にはオーナー側が禁止を通達していたにもかかわらず(選手会側は拒否)、ケニー・スティルス(26)とアルバート・ウィルソン(26)の両WRが膝をついて抗議の姿勢をアピールした。

 NFLでは2016年に当時49ersに所属していたQBコリン・キャパニック(30)が警官による黒人の射殺事件の続発を契機に国歌斉唱の際に膝をついて抗議。開幕直前にはナイキ社がそのキャパニックを記念広告のキャラクターに起用して論議を沸き起こしていた。

 キャパニックは「自分の兄弟が圧力に抵抗するゆるぎない強さを示してくれた」とツイート。ドルフィンズの2選手による“サポート”に感謝の意を示した。

 試合は落雷の影響で2度にわたって中断し、試合が止まった時間は計3時間59分にも及んだ。キックオフから試合終了までに要した時間は実に7時間10分。延長にもつれこんだ2013年のベアーズ対レイベンズ戦の5時間16分を、約2時間も更新するリーグ史上最長試合となった。

 超ロングランとなった一戦を制したのは地元のドルフィンズ。QBライアン・タネヒル(30)が28回中20回のパスを通して230ヤードと2TDをマークすれば、同点で迎えた第4Qの開始56秒にはキックオフからジャキーム・グラント(25)が102ヤードをリターンしてタイタンズのエンドゾーンに飛び込んだ。

 膝をついた2選手も活躍。スティルスは4回のレシーブで106ヤード(2TD)、ウィルソンも3回で31ヤードをレシーブで稼ぐなどでチームの勝利に貢献した。

 昨季にプレーオフに進出したタイタンズはエースQBマーカス・マリオータ(24)が後半に肘を痛めてダウン。その他、主力2選手が故障でフィールドを離れるなど、開幕戦から故障者が続出した。

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