斉藤仁氏次男 立 父子制覇 3日前に39度の熱も「オムライスの大盛りの大盛りを3つ」パワー充電

[ 2018年9月10日 05:30 ]

柔道全日本Jr体重別選手権最終日 ( 2018年9月9日    埼玉県立武道館 )

柔道全日本ジュニア選手権の男子100キロ超級決勝で、中野(左)と組み手争いをする斉藤立
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 男女各4階級が行われ、男子100キロ超級で五輪2大会連続金メダリストの故斉藤仁氏の次男、立(たつる、16=国士舘高)が初優勝した。斉藤は1979年に95キロ超級を制した仁氏との父子制覇を達成。高校2年での男子最重量級制覇は、73年の吉岡剛(当時75キロ超級)以来、史上2人目の快挙となった。

 やはり器のデカさは桁違いだ。4日前の練習中に脱水症状に陥った斉藤は、3日前には「熱が39度出た。点滴を2本打った」という体調不良。160キロオーバーだった体重は158キロまで減ったというが、前日には「オムライスの大盛りの大盛りみたいなやつを、3つ」食べてパワーチャージした。3試合連続一本で勝ち進むと、決勝では今年5度目の対戦となった1学年上の中野(天理高)から、終了間際の内股から大内刈りへの連絡技で技あり。「自己採点は50点もいかない。(仁氏が存命なら)自己管理ができていないので凄く怒られると思います」と反省も、昨年3位のリベンジに成功。11月の講道館杯の出場権も得て、わずかに可能性を残す20年東京五輪出場の夢もつないだ。

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2018年9月10日のニュース