宇良 6場所ぶり復帰戦で白星「これがスタート」

[ 2018年9月10日 11:54 ]

大相撲秋場所2日目 ( 2018年9月10日 )

<大相撲秋場所2日目 三段目>宇良(右)が須磨ノ海を寄り切りで破る (撮影・大塚 徹)
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 大相撲の秋場所2日目は10日、東京・両国国技館で行われ、元幕内で東三段目91枚目の宇良(26=木瀬部屋)は須磨ノ海(25=高田川部屋)を寄り切りで下し、6場所ぶりの復帰戦を白星で飾った。立ち合いで左に変化すると、体を入れ替え、一気に寄り切った。

 昨年の秋場所以来の土俵。「すごい緊張しました。不安しかなかったので。1年ぶりに(相撲を)取れて、自分の中ではこれがスタートだと感じてやりたい」と安どの表情を見せた。

 初土俵から所要12場所で新入幕を果たしたが 昨年の名古屋場所で右膝前十字じん帯を損傷。自己最高位の西前頭4枚目で迎えた秋場所を途中休場し、全休した九州場所後には手術を受けていた。初場所、春場所、名古屋場所と全休が続き、番付は東三段目91枚目まで落ちた。この一年を「長いようで、あっという間だった。休んでいる時にできることをやってきた。これ以上やれと言われても無理なぐらいに」と振り返った。

 8月中旬から相撲の稽古を始め「最初は膝より感覚の問題」で不安を覚えつつ「自分に近い番付の人と稽古して少しずつ勘を取り戻し、秋場所の出場を決めたという。今場所の目標は「ケガをしないこと」。新“技のデパート”としてファンに人気の宇良が復活への第一歩を踏み出した。

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