大坂の快挙に杉山愛さん「可能性は無限大 これがスタート」

[ 2018年9月10日 06:18 ]

試合後、セリーナ・ウィリアムズ(左)とハグする大坂なおみは感無量の表情(AP)
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 女子シングルス決勝で第20シードの大坂なおみ(20=日清食品)が、第17シードで元世界1位のセリーナ・ウィリアムズ(36=米国)を6―2、6―4で破り、日本人初の4大大会シングルス優勝を成し遂げた。日本人が初めてグランドスラムに挑戦して、102年。男女を通じて初の快挙を成し遂げ、優勝賞金380万ドル(約4億2180万円)を獲得。世界ランキングでも初めてのトップ10入りとなる7位に浮上した。

 ▼伊達公子さん セリーナとパワーで向き合えることが大坂選手の強み。そこに耐えることと見極める力がついたから、あそこまで追い込めた。今後は研究もされるし、想像以上のプレッシャーがかかる。ただ彼女は乗り越えるだけの力を持っている。

 ▼杉山愛さん 1ポイント目から落ち着いたプレーをしていた。あそこまでS・ウィリアムズにパワーで対抗できる選手は最近ではいなかった。可能性は無限大で、彼女はこれがスタートだと思う。

 ▼福井烈・日本テニス協会専務理事 日本テニス界初の偉業を20歳という若さで達成されたことに感服しています。粘り強く戦い抜く姿は台風や地震で被害を受けた日本の人々の励みとなったことでしょう。

 ▼土橋登志久・日本テニス協会強化本部長 テニスの素晴らしさを日本中に伝えてくれたのは大きな意味がある。精神面も肉体面もチャンピオンになるための準備をしていた。我々の想像を超える選手になる。

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2018年9月10日のニュース