塚原千恵子強化本部長、発言の意図を説明 宮川との会話を録音「高圧的な態度ではない」

[ 2018年8月31日 14:35 ]

日本体操協会の塚原千恵子・女子強化本部長
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 日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)と夫の光男副会長(70)が31日、パワーハラスメントがあったとする宮川紗江(18)の主張に対し、直筆の署名入りで声明を発表した。

 5枚に及ぶ書面では、冒頭で謝罪を述べた上で「塚原千恵子の言動について」「塚原光男の言動について」「今回の件及び今後について」の3つに分け、宮川がパワハラと訴えた夫妻のこれまでの言動について意図を説明、反論した。

 「塚原千恵子の言動について」という項目では、宮川が主張する千恵子強化本部長の言動について説明を加えた。

 「速見より100倍よく教えられる」という発言については「そのような発言をした事実はありません」と完全否定。その一方で、速見佑斗元コーチ(34)を支持する宮川に対し、「宗教みたい」などと発言したことは「家族もコーチの暴力を認めていると言ったため、思わず、例えとして『宗教みたい』と言ってしまいました」と発言内容を認めつつも、「その言葉については、不適切だと大変反省しております」とした。また、千恵子強化本部長の付き人による、宮川の朝日生命体操クラブの勧誘については「私たちは宮川選手に関して、一切、勧誘を行っておりません」と勧誘自体を否定した。

 さらに、「五輪に出られなくなるわよ」との発言については「宮川選手にそのようにお伝えしたのは事実です」と発言を認めた。ただ、発言の意図については「決して、宮川選手を脅すための発言はしていません」と主張した。また「オリンピックの選考は、私の独断で行われるわけではなく、選考会に出て結果を出せば、必然的にオリンピックに出ることができます」と選手選考に公平に行われていると主張した。

 「2020に申し込みをしないと今後協会としてあなたに協力できなくなるわよ」との発言についても発言自体は認めつつ、「宮川選手は当時、2020東京五輪強化選手ではなく、同強化選手でないと利用できない支援、例えば、女性コーチではない速見コーチでは指導が難しゆかの振付等を同強化選手の指導にあたっている女性コーチに行わせるなどの支援を利用できない状態でした」と宮川のためを思った発言だと強調した。

 また、千恵子強化本部長が複数のコーチを呼び出し、「速見コーチの暴力を見たって、言いなさい」と何度も迫ったとされることには、「そのような事実は一切なく、これは各コーチも証言していただけると思います」と否定。「選手も含めて、NTCにおいて速見コーチの暴力や暴言を見たという証言は多く、私が決して無理やり言わせたものではありません」と主張した。さらに、宮川が7月15日に「暴力はあったんだよね、あったんだよね」と何度も誘導尋問のように言われたとしていることにも「誘導を言われてしまうのであれば、私の確認の仕方に落ち度があったと思っております」とした。

 宮川が会見で千恵子強化本部長が「終始高圧的な態度」だったと話していることについても反論。「そのように宮川選手に対して思わせてしまったのであれば、私の態度に問題があったかと考えており、大変申し訳なく思っております」と謝罪。ただ、「今後、第三者委員会に提出予定である、私たちが保有する宮川選手との録音内容をお聴きいただければ、私が決して高圧的な態度ではないということはお分かりいただけると思います」と正当性を強く主張した。

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