速見元コーチの決断 池谷幸雄が無念の男泣き「何でこの時期に…早く復帰させてほしい」

[ 2018年8月31日 14:32 ]

体操のソウル、バルセロナ五輪メダリストでタレントの池谷幸雄
Photo By スポニチ

 体操女子リオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江(18)への指導中の暴力で資格停止処分となった速見佑斗元コーチ(34)が31日、東京地裁に行っていたコーチの地位保全の仮処分申し立て手続きを取り下げることを発表した。バルセロナ五輪体操銀メダリストでタレントの池谷幸雄(47)が同日、フジテレビ「バイキング」(月〜金曜前11・55)に生出演、速見元コーチの決断を受け、「早く復帰させてほしい」と涙ながらに訴える場面があった。

 速見元コーチがこの日、マスコミ各社に向けて文書を送付。東京地裁に行っていた地位保全の仮処分申し立て手続きを取り下げること、また、「私がすべきことは処分を不服として争うことではなく、処分を全面的に受け入れ反省し、それを皆様に認めてもらった上で、一刻も早く正々堂々と宮川選手の指導復帰を果たすことこそが選手ファーストだという結論に至りました」取り下げ理由を説明した。

 同局の榎並大二郎アナウンサー(32)が、文書を読み上げている間、何度も涙をぬぐっていた池谷。MCの俳優・坂上忍(51)から「池谷しか分からない速見さんの思いがあるんでしょ?」と水を向けられると、感情を抑えきれずに号泣。「どういう思いで、取り下げるのかどうするのか、相当迷ったと思う。宮川選手の指導をどうしてら早くできるのか、それが一番望んでいることだし、そのためにどれが一番正しいのかという選択を相当考えたと思う」と語り、「これ(取り下げ)しかないからそうしたんだろうし、それを考えると早く復帰させてほしいなということだけ」と嗚咽交じりに言葉を絞り出した。

 また、大会前の大事な時期に騒動が沸き上がったことに触れ「なんでこの時期にっていうのがある」と無念の表情。「誰が(暴力行為を)報告したのか、こんな大事な時期に。発言を見ると、どうしても僕は塚原千恵子先生しか思えない。そこが残念で、なんで試合を目前にした大事な時期に、何でって…」と話して涙を流すと、後は言葉にならない様子だった。

続きを表示

2018年8月31日のニュース