日大の出場停止処分解除見送り 秋のリーグ戦出場できず BIG8に降格へ

[ 2018年7月31日 20:15 ]

日大アメフット部の悪質反則問題に関する臨時理事会後に、記者会見する関東学連の森本啓司専務理事(左端)ら
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 日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題について関東学連は31日、都内で臨時理事会を開き公式試合の出場資格を停止されていた日大の処分解除を見送ると発表した。

 弁護士、医師ら5人で構成される関東学連の検証委員会が、日大から提出されたチーム改善報告書を精査し、理事会に「本日現在までに十分な改善がなされたとは認められない」と答申。理事会では答申に対して賛成多数で日大の秋のリーグ戦復帰が見送られた。

 これにより、日大は、2019年度シーズンは1部リーグ上位の「TOP8(トップエイト)」から下位の「BIG8(ビッグエイト)」に降格する。

 5月に危険なタックルで関西学院大の選手を負傷させた日大は、2018年度シーズン終了までの公式試合に出られなくなった。日大は処分解除の条件とされたチーム改善報告書を17日に関東学連に提出した。

 内田正人前監督らの反則指示があったと認めて謝罪した。事件当時の指導陣を排除して体制を一新したことや再発防止策も提示。30日には臨時理事会で大学職員の内田前監督、井上奨前コーチの懲戒解雇を決定し、第三者委は最終報告で田中理事長が適切な危機対応を行わなかったと断じた。

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2018年7月31日のニュース