稀勢が苦悩 左腕は「自分でも分からない」秋場所へ視界開けず

[ 2018年7月31日 05:30 ]

大津市で行われた夏巡業に参加した横綱稀勢の里
Photo By 共同

 大相撲の夏巡業が30日、滋賀県大津市で行われ、横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が名古屋場所の休場を表明した5日以来、初めて公の場で発言した。3場所連続で全休。8場所連続の休場は年6場所制になった1958年以降の横綱ではワーストだ。その主因の左腕の状態について聞かれると「今はどうでしょう。やってみないと分からない」と吐露。さらに再度、同様の質問が飛ぶと「自分でも分からない。いい治療をしているし、いい稽古もできていますから」と自身の進退が懸かる可能性がある秋場所(9月9日初日、両国国技館)へ向け、自分でも状態を測りかねている様子だった。

 朝稽古では土俵周りで主に四股を踏んで調整した。全休した名古屋場所前は稽古で土俵に上がり、実戦的な稽古をこなしていただけに、巡業での稽古内容は、後退しているようにも映ってしまう。一方で「しっかり一日一日を大事に」「しっかり責任を果たしたい」など、約5分間で「しっかり」という言葉も10回近く使い、この巡業を復活の土台にする意気込みも見せた。

 1カ月弱、猛暑の中で各地を移動する夏巡業では体調管理が大切。オーバーワークを考慮している可能性はある。計画通りなのか、迷路に入っているのか。答えは稀勢の里にしか分からない。

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