男子バスケ超新星・田中力 最年少代表候補選出、さらに米国IMG武者修行へ

[ 2018年7月31日 11:00 ]

ゴールのリングにぶら下がる田中力と笑顔の加藤綾子アナ。憧憬(しょうけい)を抱いていた米国への挑戦が控えている(撮影・吉田 剛)
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 【カトパン突撃!東京五輪伝説の胎動】男子バスケットボール界の超新星がさらに大きく輝こうとしている。昨年10月に史上最年少の15歳5カ月で日本代表候補入りした田中力(ちから、16)。同年代では突出した実力が認められ、8月から世界の有望選手が集まる米国IMGアカデミーに留学。東京五輪出場、NBA入り…夢へと突き進むイケメンハーフの素顔に、フリーアナウンサーの加藤綾子(33)が迫った。

 ――見せてくれたダンクシュート。ジャンプ力に驚きました。体格も恵まれてますね。

 「体はもっと大きくしたいです。中学の時(1メートル83、72キロ)より4センチくらい伸びたので体重も85キロくらいまで増やしたい」

 ――身長は小さい頃から高かった?

 「昔はそんなに大きくなかったけど、小5から1年間で10センチ以上伸びました。それからは、そのノリで」

 ――ノリで!?(笑い)。まだ16歳。もっと伸びそうです。

 「1メートル95までいけたら満足ですね。頑張って何とかします。何とかできるもんじゃないですけど(笑い)」

 ――高い身体能力やハンドリングのうまさも定評がありますが、中学生で日本代表候補入りは凄い!

 「プレッシャーとか、責任感がめっちゃ増えて…。あっ、とても増えました」

 ――言葉遣いも気をつけるようになったんですね(笑い)。

 「はい。責任をしっかり心に刻んで。ふだんの生活も変なことをしないように」

 ――バスケを始めたのは?

 「小4から。先輩に誘われてミニバスのチームに入りました」

 ――それからバスケに夢中?

 「バスケをしている時が一番幸せ。自分にとっては食事をするのと同じくらい当たり前のことで、バスケがない生活は考えられない」

 ――そんな日々の積み重ねがあって、始めてわずか5年余りで日本のトップレベル。

 「でも候補とはいえ俺が代表にいていいのかなって思います」

 ――なぜそう思うんですか?

 「実際に代表の人たちを見ると、次元が違うというか…」

 ――まだ足りない部分は多い?

 「中学の試合とかでも完璧にプレーできたことはない。完璧じゃないと自分に怒りが湧いてきます」

 ――自分に厳し過ぎませんか?

 「でも、その気持ちがあるから今の立場にいられると思ってるんで。このまま厳しくいこうと思います」

 ――どんな時だったら自分を褒めてあげられますか?

 「代表に入ったり、NBA入りしたら“よくやった”って言います(笑い)」

 ――その目標に近づくため米国留学。

 「小6の時にユーチューブでIMGの試合を見て、化けモンだと思った。いつかそのレベルでバスケがしたいと思ってました」

 ――文武両道が求められるそうですね。

 「勉強も成績を残さないと練習させてくれないし、試合も出してもらえないんです」

 ――厳しい!やっていけそうですか?

 「英語を話すのは大丈夫ですが、勉強は大きな壁。でも、きちんと卒業してNCAA(全米大学体育協会)1部の大学に進めるように頑張ります!」

 ――進路は自分で決めたんですか?

 「はい。凄く悩みました。でも海外の方が自分らしくプレーできると思った」

 ――日本とどういうところが違う?

 「日本だとやっぱり礼儀正しくというか…。向こうは熱い態度を表に出す人の方が評価されるので」

 ――家族は寂しがりませんでしたか?

 「お母さんは日本にいてほしかったみたいです」

 ――でも許してくれた。感謝の気持ちは強いですか?

 「もちろんです。米国に行けるのはお母さんのおかげ。小さい頃からずっと支えてくれてます。離婚してシングルマザーで、俺や兄のために仕事を頑張ってくれて」

 ――素晴らしいお母さんですね。

 「そういう姿を見て、俺も将来、あんな親になりたいなと思います。結婚できたらの話ですけど(笑い)」

 ――16歳でそんな心配しなくても(笑い)。ちなみに結婚するなら日本人と外国人、どちらがいいですか?

 「実は考えたんですよ!で、どっちでもいいなと思って。だったら合体して、俺と同じハーフでいいじゃんって(笑い)」

 ――なるほど!

 「それで調べたら、けっこう可愛いハーフがいて」

 ――誰ですか?

 「滝沢カレンさんと森星さん。目がクリクリッとして笑顔がいい人はヤバイです」

 ――もしかしたら米国で、そんな素敵なハーフの女性と出会うかもしれませんよ。

 「ハハハ、面白いですね」

 ――さあ、あと2年後、東京五輪です。

 「正直、相当レベルアップしないといけないのでメンバー入りは難しいかもしれないけど、めちゃくちゃ出たいです」

 ――特別な大会ですよね。

 「お母さんも見に来られるし、日の丸をつけた姿を見せたい。何とかします!」

 ◆IMGアカデミー 米国フロリダ州にある世界最大級のスポーツ選手養成学校。東京ドーム約50個分の広大な敷地にテニスコート55面、4つの野球場、バスケットボールコート4面などの施設を持つ。8競技の養成コースがあり世界80カ国以上、1000人以上の生徒が学ぶ。学業と運動の両立が基本理念。男女共学で全寮制。テニスの錦織圭ら世界的トッププレーヤーを数多く輩出。

 ◆田中 力(たなか・ちから)2002年(平14)5月4日生まれ、青森県三沢市出身の16歳。父は米国人、母は日本人のハーフ。6年間の米国生活を経て小3の時に神奈川県横須賀市に移住。坂本中2年時の17年3月、都道府県対抗ジュニア決勝で59得点中34得点を挙げて優勝に貢献しMVP。同4月にBリーグ・横浜U15入り。18年1月にはU16日本代表でクリスタル・ボヘミア杯に優勝し大会MVP。

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