ロケッツが準決勝初戦で先勝 ハーデン41得点 ジャズを寄せつけず白星

[ 2018年4月30日 08:30 ]

41得点をマークしたロケッツのハーデン(AP)
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 NBA西地区全体1位のロケッツは29日、地元ヒューストンで5位のジャズを110―96(前半64―39)で退けて準決勝初戦は白星。今季の得点王、ジェームズ・ハーデン(28)がフィールドゴールを26本中12本、3点シュートを12本中7本、フリースロー(FT)を11本中10本成功させ、41得点と8リバウンド、7アシストを挙げてチームを引っ張った。

 クリス・ポール(32)は17得点6アシスト、センターのクリント・カペラ(23)も16得点、12リバウンドを稼ぎ、チームの3点シュート成功率は53・1%(32本中17本成功)に達した。

 ロケッツは今プレーオフで5勝1敗。5勝のうち4勝が2ケタ点差をつけてのもので、今季の最高勝率(・793)を記録したチームらしい戦いを見せている。

 ポイントガードのリッキー・ルビオ(27)を太腿の故障で欠くジャズは、サンダーとの1回戦を4勝2敗で終えたあと中1日で準決勝シリーズに突入。疲れもあったのか序盤から動きが鈍く、第2Q終盤には最大27点差をつけられた。第4Qの開始早々に11点差まで詰め寄ったが反撃もここまで。新人のドノバン・ミッチェル(21)は21得点をマークしたが、第4Qの終盤で右足首をひねり、一時ベンチに下がった。

 ルビオはサンダーとの1回戦の第5戦まで16・8得点、8・6リバウンド、7・8アシストをマークしていただけに悔やまれる負傷欠場。ロケッツとの第1戦ではフォワードのジョー・イングルス(30)がポイントガードとして先発して15得点と5アシストを記録したが、最後まで勝機は築けなかった。ルビオの代役として先発したフォワードのロイス・オニール(24)も4得点どまり。決め手を欠いたまま試合終了となり、このカードは今季5戦全敗となった。

 ルビオは全治まで10日ほどかかる見込みでこのシリーズの出場は絶望的。サンダーには4勝2敗で勝ったが、リーグ全体の首位でもあるロケッツにはきびしい戦いを強いられそうだ。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ロケッツ(45・1%)、ジャズ(50・0%)

 ▼3点シュート成功率=ロケッツ(53・1%)、ジャズ(31・8%)

 ▼FT成功率=ロケッツ(79・2%)、ジャズ(59・1%)

 ▼リバウンド=ロケッツ(43)、ジャズ(37)

 ▼アシスト=ロケッツ(18)、ジャズ(20)

 ▼ターンオーバー=ロケッツ(15)、ジャズ(18)

 ▼速攻ポイント=ロケッツ(13)、ジャズ(20)

 ▼ペイント内ポイント=ロケッツ(36)、ジャズ(56)

 ▼ベンチスコア=ロケッツ(13)、ジャズ(40)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ハーデン(ロケッツ=41)、ミッチェル、クラウダー(ジャズ=21)

 ▼チーム最多リバウンド=カペラ(ロケッツ=12)、ゴベール(ジャズ=9)

 ▼チーム最多アシスト=ハーデン(ロケッツ=7)、イングルス、ミッチェル(ジャズ=5)

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