山県“鉄人魂”10秒17 故郷・広島で2年ぶりV

[ 2018年4月30日 05:30 ]

陸上・織田記念国際 ( 2018年4月29日    エディオンスタジアム広島 )

男子100メートル決勝 10秒17で優勝した山県(中央)
Photo By 共同

 男子100メートルは山県亮太(25=セイコー・ホールディングス)が10秒17(追い風1・3メートル)で優勝。スタートを改善し、予選の10秒24(同1・7メートル)からタイムを上げ、故郷・広島でケンブリッジ飛鳥(24=ナイキ)との今季初対決を制した。

 予選から切り替え、決勝はスタートに全神経を集中した。「自己ベストの10秒00を超えるつもりで臨んで、超えていない」と自己採点は辛いが「予選より決勝の方がいい内容。修正できたことが収穫です」と話した。

 広島市の実家へ帰省。自室には「さちお」と呼ぶぬいぐるみもある。元野球少年で広島ファン。衣笠祥雄さんにちなんで名付けたものだ。23日の他界は「ショックでした」。その功績に、競技者として多くのことを学んだ。9秒台への挑戦は鉄人魂を引き継ぐ戦いでもある。

続きを表示

2018年4月30日のニュース