西岩親方が部屋開き「弟子とともに成長していきたい」弟弟子の稀勢の里も土俵入りで華添える

[ 2018年4月30日 16:55 ]

新設された西岩部屋の前で、師匠の西岩親方(後列右から2人目)はおかみさん、弟子とともに記念撮影
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 2月1日に田子ノ浦部屋から独立した元関脇・若の里の西岩親方(41)が、東京都台東区の西岩部屋で部屋開きを行った。15年8月に現役引退を決めてから2年半あまり。「引退してからは、この日を目指して準備してきたので、ここまで来られてうれしい」と感慨に浸った。

 新設された部屋は地下鉄銀座線の田原町が最寄り駅で、浅草寺にもほど近い。5階建てのビルの3階までを相撲部屋として使用している。既に3月の春場所後に部屋での生活が始まっており、力士は夏場所で新弟子検査を受ける2人を合わせて7人。部屋の看板は樹齢200年の青森ひばを使用しており、自らが揮毫(きごう)した。西岩親方は「先輩たちに教えてもらいながら、弟子とともに成長していきたい。今は小さな相撲部屋だが、いずれは日本一の相撲部屋を目指して頑張りたい」と抱負を口にした。

 西岩親方の師匠は、11年11月に亡くなった元横綱・隆の里の元鳴戸親方。その師匠は、「土俵の鬼」と呼ばれた元横綱・初代若乃花の二子山親方に育てられた。偉大な先人の墓は、部屋から徒歩5分の東本願寺にある。「これも何かの縁」と捉えている。

 部屋開きでは、弟弟子の稀勢の里の横綱土俵入りも行われ「(稀勢の里のことは)15歳の時から知っている。私の付け人もしてくれた。部屋開きに華を添えてくれて、こんなに幸せなことはない」と感謝した。

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2018年4月30日のニュース