アジア選手権Vの福島&広田組が帰国 移籍問題に関しては表情こわばらせ無言

[ 2018年4月30日 16:28 ]

メダルを手に笑顔の福島(左)広田組
Photo By スポニチ

 バドミントンのアジア選手権(中国・武漢)女子ダブルスで初優勝した福島由紀、広田彩花組(再春館製薬所)が30日に帰国し、成田空港で取材に応じた。決勝ではリオ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)に勝利し、福島は「日本人対決の長い試合に勝てたことがうれしい。今回の優勝は自信につながる」と喜べば、広田も「(高橋、松友組は)雲の上の存在だったけれど、自分たちが強くなっていることを実感している」と明るい表情で語った。

 しかし、質問が移籍問題について及ぶと、2人は表情をこわばらせて無言を貫いた。

 両選手は3月末に所属先の再春館製薬所に退職届を提出。同社は選手の家族から強い慰留要請を受けているため退社手続きをこの日まで保留している。2人は元監督の今井彰宏氏がスタッフとして所属している岐阜トリッキーパンダースに入団する意向を持っている。

 その今井氏を巡っては現在、混乱が続いている。再春館製薬所は、今井氏が同社の監督時代に行っていた金銭的不正行為について、日本協会に告発状を提出。今井氏は2月に同社を退社した理由として「パワハラによるうつ病」を主張している。

続きを表示

2018年4月30日のニュース