鶴竜 初の連覇へ「自分との闘い」 “優勝直後”のジンクス打破だ

[ 2018年4月30日 11:20 ]

連覇への意欲を語った鶴竜
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 大相撲春場所で4度目の優勝を飾った横綱・鶴竜(32=井筒部屋)が夏場所番付発表に合わせて会見し、自身初の連覇に向けて「また新たな気持ちで一日一日積み上げていって、笑顔で終われたらいい」と意欲を示した。

 「優勝したあとの場所は成績が悪いというのがある」と言う通り、過去3度の優勝直後は、(1)2014年夏場所=9勝6敗(2)15年九州場所=9勝6敗(3)17年初場所=5勝6敗4休。「高ぶって空回りしたり、緩みすぎてダメということもあった」と精神面のコントロールができなかった。だが、今年に入ってからは「一日一番」に集中できるようになり「それを続けていくことが大事」と邪念を捨てて土俵に上がることを目指す。

 14年春場所後に横綱に昇進し、今場所から5年目に突入する。初場所、春場所とも3横綱で唯一の皆勤を果たし、自身初めて2場所連続で東の正位となった。巻き返しを図る白鵬らの動向も気になるところだが「そこばっかり気にしてもいけない。しっかり体をつくって、最終的には自分との闘い」と言い切る。痛めている右手の指は完治していないが、自分を信じて調整を続けていく。

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2018年4月30日のニュース